
オスマン帝国の建築組織であるハッサ建築家集団(ハッサ・ミマルラル・オジャウ)を名の由来とするハッサ建設設計は、1983年、建築家ムハッレム・ヒルミ・シェナルプによりイスタンブールで設立され、建築、エンジニアリング、都市計画、建設、そして修復の分野で活動しています。
トルコ国内外の様々な場所でプロジェクトを手がけるハッサ建設設計は、西洋化以前の損なわれていないトルコ・イスラームの伝統を、今日の条件のもとで再生することを使命としています。現代の技術を活用しながら、伝統の思考世界、精神的根源、製作技術における理論、そして物に対する理解と繊細さを新しい建物に反映させることに努めています。
これまで手がけてきた建築作品において、人への投資と人材の育成を重んじてきたハッサ建設設計は、私たちが受け継ぎ、自らのものとしてきた伝統を次の世代へと伝える架け橋となることを目指し、活動を続けています。
ハッサのアイデンティティを形づくる価値観の筆頭に挙げられるのは、仕事に真摯に取り組み、コストよりも品質を重視することで、なすべきことを行おうと努めること、手がける建物の都市計画上の位置づけから木製の額縁の面取りに至るまで、比率・調和・均整を重視すること、そして細部に至るまで様式の一貫性を保ち、本質を探究する姿勢で施工に取り組むことです。