生と時

生のただ中に、人はひとり

生とは、わが首に巻きついた縄

 

過去は記憶の中、時とはそも何か

真実を覆い隠す、厚い掛け布団

 

幾年も幾年も、まるで一瞬

記憶に残るのは、生きられた偽り

 

あれやこれやの上に、またあれやこれや

時とは、生を略奪するもの

 

生よ、わが背の荷鞍とはなるな

必要なのは、跪拝(サジダ)の涙

 

わが感ずる心ある限り、おお創造主よ

感謝に感謝を重ね、幾千の感謝を

                                    ベシクタシュ、1985年