Space Design 拡張するデジタル・デザイン - 東京ジャーミーと文化センターについて/ Monthly Journal of Art and Architecture

学術美術・建築雑誌『スペースデザイン』は、1997年4月号で東京ジャーミィと文化センターを取り上げた。インターネットが普及し始めたばかりのその頃、文化も伝統も異なる二つの国の二つの企業、鹿島建設とハッサ建設設計がインターネットを通じて一つのプロジェクトを調整したことは、建設・建築分野における初の試みであったと紹介されている。

鹿島建設は構造の実施設計に加えて躯体工事を担当し、ハッサ建設設計は建築設計に加えて、大理石、石、木、石膏、鉛工事など、あらゆる精緻な工芸作業の製作と取り付けを担った。この協働はインターネットを通じて行われるもので、当時、建設・建築分野で初めて採用される方法であった。 インターネットがダイヤルアップ接続で行われていたその頃、まず鹿島がCAD図面を送る旨を電子メールで知らせ、ハッサがFTPツールを開いてファイルを受け取っていた。このようにして設計図ファイルが絶えず相互にやり取りされて共同作業が進められ、プロジェクトは完成し、両者が互いに遠く離れていたにもかかわらず障壁は取り除かれたのである。 

Tokyo Camii MosqueTokyo Camii Mosquetokyo camii mosque